キリムの店*キリムアートアトリエ |
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fc99 ホタムシ・キリム |
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フィールド一杯に巨大なベレケット/サソリ模様が描かれた立派なホタムシ。 左右にボーダーが無いことから、エニクリ(継ぎ足し)という手法で織られた本体部分との推定が成り立ちますが、元々この状態でしたので真相は不明です。 また、このホタムシは、壁掛けとしてかなりの長期間使用されてきたと思われ、金属製ループの付いている部分に多少の損傷が見られますが、全体的に良好な状態を保っているので、洗浄とストレッチを施したのみで、一切修理をしていません。 入荷して早い内に撮影したため、掲載画像には収納時の折れ線が見えますが、現在は概ね復元しています。 このホタムシがこの良好な状態を保っている大きな要因の一つは、背面の白いフィールドにコットンが使われているせい。 周知のようにブラウンウールでは容易に朽ちてしまい、損傷が多岐にわたる事がほとんどですから、このホタムシが良好な状態を保つには丈夫なコットンは不可欠でした。 また、この白色のせいで、ウールの部分の色目の再現が今ひとつなのですが、天然色は紛れもないホタムシの古いキリムそのもの。 ただ、これは織り手が最初から白い背面を使うと決めていたので、個々の模様の色合いには初めから華美ではない色合いが好まれ、全体として落ち着きのある色合いに仕上がっています。 長期間飾りとして使っていたキリムなのに表と裏の色に大差が無い事も、元々このような色合いに染められた事の証。 もし仮に、背面がブラウンであったなら、もっとギラギラとした色合いが用いられた事でしょう。 緑色はそれに含まれる黄色が薄れているものの、紛れもなく古い黄色混じりの緑色、なすび色も所々に使われています。 生成り色のウールは、とても艶々としてシルクの様な肌触りです。 修理をしていないキリムですが、コットンのお陰でこの良い状態を保っていますので、広げたり畳んだりしても特段の支障は無く、壁飾りとすればきっと目を惹く存在になるでしょう。 こちらも修理無しということで、格安に譲って頂きました。 このデザインをご覧の通り、仮にエニクリがあったとしても、上下にある箪笥模様が横に加わるのみ、それに修理を施す事で価格はぐんと跳ね上がります。 |
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