キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
こだわりのキリムで作ったバッグや
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fg36 カザック・キリム

産地 カザック KAZAK KILIM
年代 1910年頃
大きさ 320*200p
価格 ご売約済み ありがとうございます


世界に名だたる名産地ひしめくアゼルバイジャン西部、カザック周辺で織られたキリム。
コーカサスの地方は、世界を支える柱の1つと言われるコーカサス山脈によって北と南に分断され、絨毯の産地として知られるのはその南側、支流の小コーカサス山脈がある辺りです。
その小コーカサス山脈の麓にあるカザック地方は、アゼルバイジャンの西の端に突き出た先端部分、狭いエリアながらこの地を支配する事は、アルメニアとジョージアに至るルートを抑える事となる重要な場所。
人々は山間の土地を切り開いて暮らしており、自然の草花に恵まれた環境は、放牧、そして、織物の生産には非常に適していました。
前置きはこれ位にしておき、まずはざっと掲載画像をご覧下さい。

見事な色彩には圧倒されてしまいます。
これより古いカザックは何枚も見てきましたが、これ程美しいのは余り記憶にありません。
何処が違うのかと言えば、その色使いです。
その多くは色むらや経年による変化を防ぐ為、もう少し淡い色彩を用いるなどして、色のメリハリを抑える傾向にあります。
しかし、こちらはそれとは反対、お構い無しどころかむしろ好んで色むらを用いています。
染色の過程で生じる濃淡の異なるインディゴ由来の青と緑の使いっぷりは潔く大らか。
その緑には、インディゴ由来の青味のある緑と、ベースに黄色を使った濃厚なものの2種類があり、それぞれに濃淡があるものを組み合わせているので何種類もの緑があります。
特に目敏い緑色の掲載画像が多くなっていますが、青や濃紺も負けず劣らず素晴らしいもの。
余程色彩のコントラストを強調したかったのでしょうか、白い部分には白さを強調するコットンが使われ、黒は縁取り等はほんの僅かのみ。
また、しっかりとした線で描かれた力強い羊の角は、メインモチーフとしてデンと構えたパワフルな印象かつ、少し凝縮した過密な配置になっています。
赤茶が背面の角は、左側だけ故意に途切れた様に見せかけてあり、この織り手の作為がここにも現れています。
問題は、保存状態。
上下ともオリジナルの編み込みの房が残り、見た目、状態は良さそうですが小さな破損が多数あり、現状は修理が一切行われていない状態です。
もしこれが一列でも失われていたなら加工品に回したでしょうが、100年以上前のオリジナル、部屋に広げ鑑賞するには申し分無く、織りが引き締まっているので、このままでも自然に崩壊する事はありません。
なお、万が一、汚れて洗う必要があったとしても、これは染めが素晴らしく良いので、浴槽で洗えます。(実証済み)



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