キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
こだわりのキリムで作ったバッグや
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ol972 ピロット・キリム

産地 ピロット PIROT KILIM
年代 1975〜1980年頃
大きさ 304〜310*222〜234cm
価格 ご売約済み ありがとうございます


ご存知ピロットの大判キリム。
正真正銘、シャルキョイの故郷と同じ地域で織られたキリム、もし、これが古かったならシャルキョイになります。
制作年代こそ少し若くなりますが、新作のキリムではなく、一般家庭で織られたオリジナルのオールド、糸に紡ぐ所から手作業、糸の束を染色して、水洗い、日干しして、織物になるまでに膨大な手間暇がかかっています。
しかも、大きさが大きさだけに、もし、これを新作のキリムとして制作したとしたら、現在、ピロットの町での1平米が割引価格で370ユーロ、それにこの面積を掛けてざっと計算すると34万円、それに輸送費等の諸経費を支払ったのが原価、その上で利益を設けますので、物凄く高価なキリムになってしまいます。
また、私が現地調査をしたところでは、40年くらい前には、キリムを織る伝統のほとんどが失われていました。
細々と受け継がれていたのは、自家消費するためのものか商用目的で製作された少量のみ、近くの工房に若い娘さんがアルバイトとして出向いてで製作していたものです。
幸か不幸か、ピロットの町自体も近代化による発展が遅れ、さびれた田舎町、ピロットからニシュ、ベオグラードに行くバスは毎時間出発しているにも関わらず、かなり人が乗ってきます。
反対に、ニシュからソフィアに戻る時にピロットにも立ち寄りますが、誰も降りる者がありません。
このような所で、ひっそりとキリムを織る伝統が受け継がれていました。
そういった昔ながらの生活の中で織られたピロットは、しはしば業者間でノマディックのシャルキョイ/ピロットと呼ばれますが、アナトリアで言う遊牧民キリムとは異なります。
ピロットのキリムは、都市部とそのごく近隣のみで織られていたからです。
分かり易い特徴として、年代が若くなると、薄手のピロットもやや厚みが出て来て、一般にアナトリアのキリムで言う所のノーマル程度の厚みがあるので、実用には向いています。
何より、新作より安価なのは勿論、高価なオールドと比べても遥かに安価です。
図柄は画像をご覧の通り、シャルキョイを代表するタイプ、羊の角のボーダーに生命の木のメダリオンを5つ置いて、それぞれがミフラブの役割も兼ねたもの。
ボーダー部の黄土色と黄緑が混ざった色合いは、化学染料の筈なのに何故このような天然色風のムラが出ているのか不思議で、赤いフィールド色も、下手に高価なオールドのピロットよりも綺麗にすら感じます。
何よりもこの大きさと幅から、広げた時の壮観さはかなりのものです。
なお、基本、無傷に等しい状態で買い付け、ほとんど手を掛けていません。
これも安価に提供できる理由の一つです。




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