キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
こだわりのキリムで作ったバッグや
クッションカバーも取り扱っています。
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ol907 バルーチ・キリム

産地 バルーチ BALOCHI KILIM
年代 1930〜1935年頃
大きさ 232*61cm
価格 64,000円


アフガニスタンからパキスタンにかけての地域で織られたバルーチ族のキリム。
この細長いサイズのキリムの場合、同じ色柄で複数枚が織られチフカナットになる事もありますし、希に三枚を繋ぎ合わせて使う事もあるので、これが単体で織られたものか、それともペアであるかは不明。
ただ、キリムの山の中にこれ一枚だけが単体でありました。
実に様々なタイプのバルーチがある中、これは無地のキリム部分の上下両端に小さな羊の角だけが入るスッキリした図柄、シンプルなキリム地そのもので勝負する所為か、総じてやや織り目が細かく整う傾向にあります。
どれも横方向に模様が織り込まれますが、例え一対になった場合でも模様は不揃いな為、このようなランナー状にして使うのが最も便利な方法です。
また、この手のバルーチの場合、アナトリア産の様に未使用品はほとんどなく、使い込まれたキリムの中からから選ぶ事になるので、古く良質なキリムを求めようとすればダメージが付きもの、少し若い年代ではやや厚みが出たり化学染料が入ります。
その為、これは両方の要素を天秤に掛けて、多少年代は若くなっても状態が良くて天然色の割合が多いタイプ、そして、織りが密で仕事の良い物を選びました。
年代を少しだけ犠牲にした分、更に古い物よりは少し厚みは出ますが、分厚いという程ではなく、定番ながら織り目の詰まった様子といい、実用にはちょうど良いくらい、何より保存状態に優れています。
茜由来の真っ赤な赤色と、暗めの色を背面に使ったスザニと呼ばれる細かな模様は効果的に白色を取りこむことでメリハリが効いて相性もバッチリ。
たぶん、ラクダの毛も使われているでしょうが、こちらは元から使い込まれた感じの無いとても綺麗な状態で、特有の臭いも感じませんでした。
それでも、追加オーダーにて、古いキリムを専門に扱うクリーニング屋で専用の洗剤で洗い、ストレッチまで完璧な手入れをしているので、とても彼の地のキリムとは思えないくらい綺麗に仕上がっています。
細かな仕事と呼ばれるスザニも見事、十分な強度もあるので廊下敷き等の実用として活躍してくれるでしょう。
なお、この掲載画像でも、赤色はより赤味が強く映し出されています。




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